実家相続シミュレーター実家の分け方・空き家の手残り・二次相続を数字で比べる

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相続した実家が空き家のまま。放置するといくらかかる?

相続した実家が空き家のまま。放置するといくらかかる?売るか持つかを決める手順

公開日 |執筆・監修:矢部 敦

納税通知書が届くたびに気になるけれど、片付けも売却も先送りにしている。相続した実家の空き家は、そんな状態が何年も続きがちです。

放置のコストは維持費だけではありません。相続開始から3年目の年末を過ぎると、売却時の税金を大きく減らせる特例が使えなくなります。このページは「持つか売るか」を数字で決めるための順路です。

最初に確認すべき3つのこと

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    相続開始日から何年経ったか

    空き家の3,000万円特別控除は、相続開始から3年を経過する日の属する年の12月31日まで、かつ2027年12月31日までの売却が条件です。残り期間で動き方が変わります。

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    年間の維持費はいくらか

    固定資産税・都市計画税に加え、火災保険・草刈り・光熱費の基本料・修繕費で年20〜30万円になることが珍しくありません。10年で数百万円です。

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    今いくらで売れるか

    放置するか売るかの比較は、売却価格が分からないと成り立ちません。査定額が出て初めて「維持費を払い続ける価値があるか」を判断できます。

この順番で進める

  1. 1

    読む
    放置した場合のコストと手残りを見る

    放置年数や売却価格が近いページを開くと、年間維持費の内訳、1・3・5・10年の累計、今すぐ売る場合とN年後の最終手残りが表で分かります。

  2. 2

    使う
    特例の期限と要件を確認する

    建築年・用途・耐震・売却期限など10項目のチェックリストで、特例が使える見込みかを確認します。

  3. 3

    使う
    解体して売るか、そのまま売るかを比べる

    更地価格と解体費を入れると、どちらの手残りが多いかが出ます。解体後は固定資産税が上がる点も試算に含まれます。

  4. 4

    決める
    売る・貸す・持つを決める

    特例の期限内に売れるなら売却が最も手残りが多いのが一般的です。持ち続けるなら特定空家にならない管理体制と費用を見込みます。

こんな場合は

親が老人ホームに入り、実家が空き家になった(まだ相続前)

親の生前に売る場合は「居住用財産の3,000万円控除」、相続後に売る場合は「空き家特例」と、使える特例が異なります。老人ホーム入所後でも要介護認定などの要件を満たせば空き家特例の対象になります。どちらが有利かは状況によるため、売る時期を決める前に税理士に確認する価値があります。

売れない・引き取り手がないと分かっている

買い手がつかない土地は、解体して相続土地国庫帰属制度を使う選択肢があります。審査手数料1筆14,000円と負担金20万円以上、建物の解体費がかかるため、売却の可能性を査定で確認してから検討する順序が現実的です。

国庫帰属制度の要件チェックへ

特定空家・管理不全空家の勧告を受けた

住宅用地特例が外れ、土地の固定資産税が最大6倍になります。勧告を受けた状態でも売却はできますが、価格は下がりやすくなります。

特定空家の税額試算へ

相続登記がまだで、名義が亡くなった親のまま

名義が親のままでは売却できません。相続登記は2024年4月から義務化され、3年以内に登記しないと過料の対象です。売却を決めたら、登記と査定を並行して進めます。

相続登記のチェックリストへ

兄弟の共有名義になっている

売却には共有者全員の同意と署名が必要です。一人でも反対すると売れないため、売る方針を先に全員で合意してから査定に進むとスムーズです。

試算結果のご利用にあたって

  • 本ページの数値は、記載の仮定条件に基づく概算の試算値であり、個別の税額を算定・断定するものではありません。
  • 各種特例(空き家の3,000万円特別控除、配偶者の税額軽減、小規模宅地等の特例など)は要件を満たした場合の試算です。実際の適用可否や個別具体的な税額計算は、必ず税理士にご確認ください。
  • 運営者は税理士ではありません。個別の税務相談・税額の断定は行わず、一般的な制度の仕組みの解説と家計・不動産の維持費・売却手残りの比較に徹しています。個別相談窓口は設けていません。
  • 不動産の評価額・売却価格は査定や市況により変動します。試算に使う価格は、不動産会社の査定など客観的な資料で確認してください。
  • 詳しくは免責事項と計算の前提と出典一覧をご覧ください。

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